仮想通貨を初めて買うとき、「販売所」と「取引所」という2つの選択肢があることをご存知でしょうか?
たとえばコインチェックなどの主要な取引所でも、この2つはしっかり分かれていて、仕組みや手数料、取引方法がまったく異なります。
初心者にとっては、どちらで買えば良いのか分かりづらく、知らずに高い手数料を支払ってしまうケースも少なくありません。
この記事では、
- 販売所と取引所の違い
- それぞれのメリット・デメリット
- 初心者が気をつけるべきポイント
について、わかりやすく解説していきます!
1. 「販売所」とは?
販売所とは、運営会社(例:コインチェック)から直接仮想通貨を”買う”仕組みです。
▼イメージ:
- コインチェックが”お店”
- あなたは”お客さん”
- 店頭に並ぶ価格で”そのまま買う(または売る)”
価格はあらかじめ決まっており、すぐに購入・売却ができます。
メリット:
- 操作がとても簡単(ワンクリックでOK)
- 初心者向けのインターフェース
- すぐに売買できる(流動性の心配が少ない)
デメリット:
- スプレッド(実質手数料)が高い
- 買値と売値の差が大きい(2〜5%ほど差があることも)
例えば:
- 売却価格(販売所):390万円(−2.5%)
- ビットコインの相場:400万円
- 購入価格(販売所):410万円(+2.5%)
となり、手数料の負担が大きいのが特徴となっています。
2. 「取引所」とは?
取引所は、ユーザー同士が仮想通貨を売買し合う場所です。
▼イメージ:
- “フリマ”のような仕組み
- あなたと誰かが売買マッチングされる
価格はユーザーが自分で決めて「注文」し、他のユーザーとマッチしたときに取引成立となります。
メリット:
- スプレッドが小さい(またはゼロ)
- 手数料が安く済む
- 自分で価格を決められる
デメリット:
- 注文や操作がやや難しい(板取引)
- 成立までに時間がかかることがある
- 売買相手がいないと取引できない
取引所の売買は「板(いた)」と呼ばれる注文リストで行われます。 慣れるまでは少し戸惑うかもしれませんが、慣れるとお得に売買できます。
3. どちらを使えばいい? ビギナーの方にむけてのアドバイス
▼まずは「販売所」で感覚を掴もう!
まったくの初心者の場合、まずは販売所で少額から購入してみて、仮想通貨の保有感覚を身につけるのがオススメです。
▼慣れてきたら「取引所」にステップアップ!
取引所は、売買に少し知識が必要ですが、中長期的に見て手数料の差は非常に大きな差になります。
たとえば、10万円分のビットコインを毎月買う場合、販売所と取引所では年間で数万円の差が出ることもあります。
▼損をしないためのポイント:
- 相場をよく確認しよう(特に販売所は割高に注意)
- 初心者こそ、少額でテスト取引しよう
- 各取引所の手数料体系を比較しよう
4.主要取引所ごとの違い(例:コインチェック)
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
操作性 | ◎(簡単) | △(やや複雑) |
価格設定 | 運営側が決定 | ユーザー間で自由設定 |
スプレッド | 大きい(2〜5%) | 小さい(数十円〜) |
手数料 | 実質高め | 基本無料〜安い |
向いている人 | 初心者 | 中〜上級者 |
✅ まとめ:「安く買って高く売る」ためには、仕組みを知ることが第一歩
販売所と取引所は、まるで「コンビニで定価購入」か「フリマで交渉購入」かの違いに近いものです。
販売所の手軽さは魅力ですが、その裏で高めの手数料がかかっていることを理解しましょう。
逆に取引所を使いこなせば、少しの手間でかなりコストを抑えられます。
まずは”知ること”から始めて、損をしない仮想通貨デビューを切りましょう!