さあ、次は「なぜ今、Web3.0がこれほどまでに注目されているのか?」について考えてみましょう。
単なるバズワードや流行語ではなく、実はとても大きな理由があるんです。
ここでは3つのポイントに分けて説明していきます。
① 中央集権からの脱却
まずひとつ目の理由は、「中央集権からの脱却」です。
これまでのWeb2.0では、私たちの発信したデータや行動履歴は、すべて企業のサーバーに保存されていました。
でも、こうした企業が突然サービスを終了したり、ポリシーを変更したりすることで、アカウントが消される、投稿が削除される、なんてことも現実には起きていますよね。
これはつまり、「私たちが自由に発信しているようで、実は企業にすべてを握られている」ということを意味します。
Web3.0では、この構造を変えようとしています。 ユーザーが自分のデータやコンテンツを、自分で所有・管理できるようにする。 これが「分散化(Decentralization・ディ セントラリゼーション)」という思想です。
自分の権利を自分で守れるようになる。 だからこそ、「自由に生きたい!」「自立したい!」と思う個人にとって、大きな武器になるわけですね。
② 新しい経済圏の誕生
次に注目すべきは、Web3.0が生み出している“新しい経済の形”です。
NFT、仮想通貨、DeFi(分散型金融)、DAO(自律分散型組織)* など、これらはすべて、中央の銀行や企業を通さずに個人が経済活動を行える仕組みなのです。
例えば、自分で作ったデジタルアートをNFTにして販売したり、DeFiを使って資産を増やしたり。 これまでは企業や国家が担っていた経済の役割を、個人が担うことができるようになっています。
つまり、スキルさえあれば「ひとりでも稼げる」時代がやってきているのです。
しかもこれは、特別なプログラミング知識がなくても始められるものも多いです。 実際に、日本でも普通のサラリーマンや主婦の方がWeb3.0で収益を得ているケースが増えています。
③ 世界中が本気で投資している
最後に、見逃せないのが「世界中の政府や企業が本気でWeb3.0に投資している」という点です。
例えばアメリカやシンガポール、ドバイなどでは、Web3.0スタートアップに対する投資がどんどん増えています。大手ベンチャーキャピタルや政府系ファンドが、年間数兆円単位でWeb3.0企業に資金を提供しているんです。
なぜか? それは、Web3.0が未来の社会インフラになると本気で考えているからです。
この流れを見ればわかるように、Web3.0は一時の流行ではなく、これから10年、20年と私たちの暮らしや働き方を根本から変えていく可能性を持っています。
もしあなたが、これから副業を始めたい、資産形成をしたい、将来の選択肢を広げたいと思っているなら、今このタイミングでWeb3の世界を学び始めることは、ものすごく賢い選択だと、私は断言できます。
では次は、そんなWeb3.0の中核を担う「仮想通貨」について、さらに深掘りしていきましょう。
「仮想通貨ってギャンブルでしょ?」と思っている人も、イメージがガラリと変わるかもしれませんよ。