さてさて、ここからは仮想通貨界の2大スター、「ビットコイン」と「イーサリアム」について学んでいきますよ。
「なんとなく聞いたことはあるけど、違いはよくわからない…」という人、多いです(私もそうでした💦)。
でも大丈夫!今日は、この2つの特徴を、分かりやすく説明していきます。
ビットコイン(BTC)ってどんな通貨?
まずは仮想通貨界のレジェンド「ビットコイン」から紹介しましょう。
2009年に突如現れたこの通貨は、「中央管理者がいないお金」という概念を世に知らしめました。
目的はひとつ。『国や銀行に頼らない、新しい通貨をつくること』。
つまり、インターネット上だけで価値を保存・送金できる「デジタルゴールド」のような存在を目指しているんですね。
ビットコインの主な特徴はこんな感じ:
- 非中央集権型: 銀行のような中央管理者がいない
- 最大発行枚数が決まっている: 2100万枚で終了
- 取引の処理速度がやや遅め(10分ごとに1ブロック生成)
- スマートコントラクト機能はない(後述のイーサリアムに比べるとシンプル)
つまり、“価値の保存”に特化した、究極にシンプルなお金の形なのです。
イーサリアム(ETH)ってどんな通貨?
お次は、技術オタク界のプリンス「イーサリアム」!
誕生は2015年、開発者は当時19歳だったヴィタリック・ブテリンくん(天才…)。
ビットコインが「お金」に特化したのに対して、イーサリアムはもっと多機能です。その一番の違いが、スマートコントラクトと呼ばれる機能。これは、「あらかじめプログラムされた条件が満たされたら、自動で取引が実行される」という仕組みになります。
ちょっと難しそうに聞こえるけど、たとえばこんな感じです⤵
AさんがBさんに5ETH払ったら、自動的にNFTの所有権が移動する。
仲介業者なし、手作業なし、改ざんも不可能。
これってすごくないですか?
イーサリアムの主な特徴はこちら:
- スマートコントラクト対応: 自動契約・自動取引が可能
- 多くのアプリ(DApps)が構築可能: DeFiやNFTなどの基盤に
- 取引手数料(ガス代)が変動する
- アップグレードによってエコな仕様に進化中(PoW→PoS)
要するに、イーサリアムはただの「通貨」じゃなくて、未来の“分散型アプリプラットフォーム”なんです。
違いをざっくりまとめてみよう!
項目 | ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) |
---|---|---|
主な目的 | デジタルゴールド、価値の保存 | スマートコントラクト、分散型アプリ開発 |
誕生年 | 2009年 | 2015年 |
管理者 | いない(非中央集権) | いない(非中央集権) |
発行上限 | 2100万枚 | 上限なし(供給量調整あり) |
処理速度 | 約10分に1回ブロック生成 | 約15秒に1回ブロック生成 |
用途 | 主に“通貨” | 通貨+アプリ基盤 |
このように、ビットコインとイーサリアムは「目的」と「設計思想」が根本的に違うんです。
初心者にはどっちがいいの?
「じゃあ、初心者が最初に買うならどっちがいいの?」という質問もよくあります。
これ、目的によって変わってきます。
- 長期的な価値の保存(デジタル金)として持ちたい → ビットコイン
- 将来のWeb3.0・NFT・DeFiに触れていきたい → イーサリアム
両方少しずつ持ってみる、というのも賢い選択ですね。
✅ まとめ
ビットコインは「通貨としての価値保存」に特化
イーサリアムは「スマートコントラクトによる未来のアプリ」に特化
どちらも非中央集権で、信頼性の高いシステムに支えられている
初心者は、それぞれの特徴を理解したうえで分散投資もおすすめ!
次回「仮想通貨のメリット・デメリット」について、もっとリアルに、もっと具体的に掘り下げていきますよ!お楽しみに!